自費診療で手に入れる理想の歯!審美セラミックとジルコニアの魅力を徹底解説

歯科

みなさんこんにちは!まるもこです。

虫歯治療の際の被せモノの材質に、保険になる素材と、自費になる素材があるのをご存じでしょうか?

保険診療ではいわゆる最低限悪化しないような延命治療であるのに対し、自費診療では高品質な素材を使用できるので長持ちさせることができ、自然な見た目や美しさ(審美)を追求できるのです!

そこで、審美性と耐久性の高い「セラミック」や「ジルコニア」素材が現在の自費の被せ物では主流になっており、これからセラミックやジルコニアの被せ物を検討しているみなさまに向けて、あらためてまとめてみました。

この記事では、特に被せ物の金属以外の素材に焦点をあてて、「自費診療を選ぶ理由」「ジルコニアとセラミックの違い」、そしてデジタル技術の活用で進化する最新のセラミック治療について詳しく解説します。
見た目や耐久性を重視したい方、保険診療との違いが気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!自費診療で末永く使えるような理想の歯を手に入れて、自信に満ちた笑顔を取り戻しましょう!

自費診療で実現する理想の歯:審美セラミック治療の魅力

歯医者さんで、保険にするか自費にするか聞かれたことはありませんか?

なんとなく、保険のほうが安いから脳死で保険にしている人が大半だと思いますが、今一度、保険治療が人生トータルで本当にコスパがいいのか、改めて考えてみてほしいです。

一度歯が抜けてしまえばもう生えてくることはありませんが、人間は歯がないと食事ができず衰弱していきます。また、歯は顔の一部です。脳や首など体の中枢ともいえる部分に大きく影響することがわかっています。左右前後のバランスが崩れると姿勢が崩れ、深刻な健康被害にもつながります。

自費診療では10年20年後を見据えた審査診断をして、見た目も機能も優れた、人工臓器といっても過言ではない被せ物を作ることができます。

僕がこんなに自費診療をおすすめする理由は、世の中に出回っている保険適用範囲内の被せ物のクオリティの低さを知っているからです。

この記事を読んでくださった方には、悪い被せ物を入れてほしくないので、しっかりとここで自費診療について知ったうえで自分の歯のことを考えてみてくださいね!

① 自費診療を選ぶ理由:審美性と耐久性の高さ

自費診療を選ぶ理由の一つは、圧倒的な審美性と耐久性の高さです。

保険診療の銀歯やコンポジットレジン(歯と同じ色の詰め物や被せ物)と異なり、セラミックは透明感があり、自然な歯の色や質感を再現するのが特徴です。特に前歯など、見た目が気になる部分には最適です。
また、セラミックやジルコニアは耐久性にも優れ、劣化しにくいため、長期的な使用が可能です。

自費診療では最新のデジタル技術も積極的に導入されているため、患者に合わせた精密な治療も行えます。見た目と耐久性を重視する方には、ぜひ自費診療のセラミック治療を検討してみてくださいね。

コンポジットレジンは着色や摩耗が激しく、特に前歯では清潔感にかけますね

保険の銀歯の寿命は5~7年だといわれています。

② セラミック治療で手に入れる美しい見た目とメリット

セラミック治療の最大の魅力は、天然の歯に限りなく近い美しさを手に入れられることです。

歯の色や透明感、表面の質感まで再現できるので、他人からは治療したと分かりにくい仕上がりになります。また、セラミックはプラークが付きにくい性質を持つため、虫歯の再発リスクを抑えることができます。
さらに、金属アレルギーの心配がないため、アレルギーを持つ方にも安心して選んでいただけます。美容効果も兼ね備えた審美性の高いセラミック治療は、見た目も健康も気遣う方にぴったりです!

被せ物だ!ってわからないような歯を作るのが僕ら歯科技工士の腕の見せ所!

③ 保険診療との違い:自費診療が選ばれる理由

保険診療では、機能回復を主目的とするため、使用できる材料に制限があるのが現状です。

一方、自費診療では、審美性や耐久性を重視した素材の選択が可能です。例えば、保険適用の銀歯やレジンは変色や摩耗が早く、目立ちやすいデメリットがあります。
一方、セラミックやジルコニアなどの素材は、銀歯よりも審美性と耐久性に優れています。

自由診療ならではの素材と技術で、長期的に安心して使える治療が受けられるため、自費診療が多く選ばれているのです!

セラミックとジルコニアの特徴と違いを徹底解説

セラミックとジルコニアの特徴と違いについて詳しく見ていきましょう。

① ジルコニアとセラミックの基本的な違い

ジルコニアとセラミックはどちらも自費診療で人気の高い素材ですが、特徴には大きな違いがあります。

まず、ジルコニアの正体は人工ダイヤモンドです。金属に匹敵する強度を誇り、特に奥歯のように噛む力が強くかかる部位で活躍します。

数年前まではジルコニアはまるで陶器のような透過性のない白だったのですが、近年では材料が進化し、日本人に合った歯の色、グラデーション、透明感などを再現できる商品がたくさん出ており、前歯でも奥歯でも色調に関しての問題点はほぼありません。(あるとすれば歯科技工士の技術力と、参考写真の問題)
一方、セラミックは自然な光の透過性が大きく、天然歯に近い透明感が特徴です。ガラス性なのでジルコニアよりも光に強く影響を受けます。見た目重視で前歯などに使われることが多く、美しく自然な仕上がりを求める方に人気です。

透明感が強く、なじみやすいがゆえに、被せ物の土台の色が透けてしまうので、土台が金属だったり変色していたりするとその影響が出ることがあります。

セラミックのほうが安いから・・・という理由でセラミックにしたけど前歯の色が左右で違う!となる前に、違いを知って、ご自分のニーズに合った素材を選んでくださいね!

↓↓土台に関しては別の記事で詳しく説明しているのでよろしければ読んでみてください!↓↓

【コアの選び方】間接法における支台築造コアの比較 – まるもこのブログ (marumoko-dent-tec.com)

② 強度と透明感の比較:どちらが長持ちする?

ジルコニアとセラミックは、強度と見た目の美しさで比較すると選ぶポイントが見えてきます。

ジルコニアは非常に硬く、長期間使用しても変形や破損の心配が少ない素材です。力のかかるような奥歯の被せ物はジルコニアが適しています。

一方、セラミックは自然な見た目を再現できる半面、割れやすさがあるため、奥歯には不向きな場合があります。

強度を重視するならジルコニア、見た目の美しさを優先するならセラミック、とご自身の希望に合わせて選ぶのがおすすめです

③ 前歯・奥歯に適した素材の選び方

治療部位に適した素材の選び方も重要です。

前歯は顔の3分の1を占める部分です。美しさや顔との調和などの審美性が求められるため、透明感のあるセラミックがよく選ばれます。前歯の自然な見た目が必要な方にとって、セラミックは理想的な選択肢です。

※芸能人やアイドルの方々が良く言うセラミックの歯を入れた!というのは、歯の表面だけ薄く削り、削った部分に形と色を美しく整えた薄い歯をくっつける治療(ラミネートベニア)のことを指します。付け爪の歯verみたいな感じです。


奥歯には噛む力が多くかかるため、強度のあるジルコニアが適しています。ジルコニアは強度が高く、長持ちしやすい特徴があるため、奥歯の被せ物には最適です。

デジタル技術で進化するセラミック治療と被せものの未来

デジタル技術で進化するセラミック治療について詳しくご紹介します。

① デジタル技術がもたらす精密な治療とは

デジタル技術を駆使した治療は、より精密な治療を可能にします。

従来の型取りでは難しかった微細な調整も、口腔内スキャナーやCAD/CAM技術で緻密に再現できるため、フィット感や違和感が少ない仕上がりが期待できます。

口腔内を3Dスキャンすることで、より患者の歯にぴったりとした被せ物が実現できるんです!

要は、手作業だと技術力の差によって生まれる精度の差が、デジタル化によってほぼなくなるわけですね。

患者さんにとって歯科業界のデジタル化の一番のメリットはやっぱり口腔内スキャナー!

↓↓患者さん向けに口腔内スキャナーについてまとめている記事もありますのでぜひ読んでみてください!↓↓

【一般・学生向け】口腔内スキャナーがもたらす革新について【保険適用・マウスピース矯正】 – まるもこのブログ (marumoko-dent-tec.com)

② CAD/CAMを使ったセラミック治療の最新トレンド

CAD/CAMシステムを使ったセラミック治療が増えており、型取りから製作までデジタル化されています。

CAD/CAMとは、簡単に言うとコンピューターを使って歯の詰め物や被せ物を設計・製作する技術のことです。この技術を使うと、従来よりも短時間で精度が高く、見た目も自然な歯を作れるため、即日治療も可能になるケースもあります。

これにより、製作時間の短縮が可能になり、患者さんへの負担が軽減されました。ジルコニアやセラミックを精密に加工することで、耐久性も高まるため、より長持ちする被せ物が完成します。デジタル技術の進化で、治療の選択肢が広がっているのです!

経験の浅い歯科技工士が作った歯より、精密な機械で削りだ出した被せ物のほうが何倍もクオリティが高く、品質も安定したものができるんです。

僕が歯科技工業界の完全なデジタル化を強く推奨しているのはこれが一番の理由です!

かがくのちからってすげー!

③ 治療後のメンテナンスと長持ちのポイント

セラミック治療を長持ちさせるためには、もちろんメンテナンスも重要です。

毎日の歯磨きはもちろん、定期的な歯科検診を受けることで、治療部位の健康を維持しやすくなります。特にセラミックはプラークが付きにくいため、セルフケアだけでも虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
さらに、ジルコニアは奥歯でも安心して使える強度があるため、メンテナンスを続けることで長く美しい状態を保つことができます。

逆に言うと短時間のメンテナンスさえ徹底していれば、10年20年は長持ちするんです。

保険の被せ物はどんなにメンテナンスしたとて長くて7年といわれていますし、たいていの場合、精度が悪いので被せ物の内側の歯が虫歯になって痛みはじめ、7年経つ前に作り直しや抜歯になることも多いですね。

④ どんな人におすすめ?デジタルセラミック治療

デジタル技術を活用したセラミック治療は、見た目や快適性、精密さを求める方におすすめです。

忙しい方や即日治療を希望する方、また、金属アレルギーのある方にも向いています。

短期間で理想の仕上がりを手に入れたい方は、デジタル技術を用いてセラミック治療をしている歯科医院に行くことをおすすめします!

せっかく自費診療でセラミックの歯を入れるのであれば、断然デジタル設備が整っている歯科医院のほうが手厚く診断から治療までお願いしたいですね!

まとめ

自費診療で行う審美セラミック治療は、見た目と耐久性を重視する方におすすめの治療法です。ジルコニアとセラミックのそれぞれの特徴を理解することで、前歯や奥歯など、部位に応じた最適な素材を選ぶことが可能です。
また、デジタル技術を活用することで、より精密で自然な仕上がりが期待できる点も大きな魅力です。治療後のメンテナンスを行うことで長く美しい状態を保つことができ、自費診療だからこそ手に入る理想の歯が実現します。
より詳しい情報や相談が必要な方は、かかりつけの歯科医院で相談してみてくださいね。

小話

ここまで読んでくださりありがとうございました!

自分の口の中への関心が高まったのであれば幸いです。

自費診療は、歯科医院が値段を自由に決められる診療です。そのため、正直安かろう悪かろうの一面があるのは否めません。

でもやっぱり、日本国民全員に高品質な歯を入れてほしいので、患者さんである皆様にはどんな被せ物が優れているのか、発信していきたいと思います。

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